任意整理の相談は弁護士へ

■つぶしのきく弁護士
任意整理は裁判所などの介入を受けずに、消費者金融業者やクレジットカード会社など債権者と直接和解交渉をしなければならないという特徴があります。このため、通常は弁護士や司法書士などのプロに手続きや交渉を任せることになります。

任意整理の手続きを司法書士に頼むか弁護士に頼むかで迷ってしまった場合には、とりあえず弁護士を選んでおくのが無難なようです。というのは、司法書士の場合、債務が140万円を超えるケースでは、書類作成や相談以外は扱えないからです。

弁護士なら総債権額が140万円を超えていても交渉権や訴訟代理権がありますし、これに加えていくつかのケースをまとめた集団訴訟や慰謝料などの請求訴訟も行えるというメリットがあます。

■任意整理のメリット
任意整理は債務整理の4つの方法の中でもいわば「マイルド」なものとして知られており、ある程度の返済能力が残っている人などはぜひ活用したい方法です。任意整理であれば裁判所に出頭する必要もなく、あくまでも債権者と債務者相互の示談で事を解決することができます。

多重債務に陥ってしまって、このままずるずると行けばいずれは自己破産の憂き目に遭うことが目に見えているような人は、早めにこの任意整理を行なっておくことで最悪の事態を回避することができます。

弁護士に任意整理を依頼すれば、引き直し計算を行なって現在の借金総額を法律に基づいた金額に直してくれます。この引き直し後の金額は、原則3年前後、最長8年で完済することができるように返済計画を組みますので月々の生活もかなり楽になるはずです。

■弁護士の費用
弁護士に手続きを依頼するとなると、何と言っても気になるのは費用の方ですが、1件について3万円から5万円程度が妥当なようです。この他に過払い金がある場合は、過払い金総額の20%を成功報酬として受け取る弁護士事務所が多いようです。また、任意整理では現存の債務を圧縮することがほとんどですが、減額した額の20%も通常は成功報酬として請求されます。

たとえば現存債務が250万円のところ、引き直し計算をして債務が100万円減額の150万円になった場合には、100万円×20%=20万円が成功報酬額となります。

単純に「任意整理さえすれば借金の負担が軽くなる」と考えている人も多いようですが、手続きをするにはそれなりの費用や手間もかかってくることを忘れてはいけません。できることであれば、最初から利息の高い消費者金融などからはお金を借りないようにするのが得策です。